産地視察の後

■産地視察の後
過日、市場の荷受の方と信州諏訪農協へ視察に行かせていただきました。
畑にある野菜のすばらしさに驚いて帰ってきました。その折、農家の方々も、この野菜がどのように調理され、お客さんに出されるのかということに関心をもっておられました。
五味戒介さんを代表に、８名の方がその朝採れた野菜、花ズッキーニ、セロリ、ウイキョウ、カリフラワー、ブロッコリ、ハーブ類などをもって横浜に集まり、元町のフランス料理、霧笛楼今平料理長様に料理していただきました。今平料理長も材料に惚れてより気合が入り、大変おいしいごちそうができあがりました。自分が作っている野菜がこのような料理になることを知り、みんな喜んで帰って行かれました。
私共も勉強になりましたし、これからも、こうした産地とレストランを結ぶ企画を立ち上げたいと思っております。


■波田のスイカ
おいしいスイカを長く探していましたが、なかなか見つけられずにいました。
昨年、横浜の食材にこだわる料理屋さんから、「フジシロさんは八百屋ですので言いにくいですが、夏になったら、これぞ！というスイカを食べさせます！」といううれしい知らせ。今年8月始めに、これぞスイカ！に巡り会うことができました。作り手は長野県波田町の水沢清一さんです。本職はスイカの苗を作って供給することですが、ご自身でもスイカを作られています。水沢さんのスイカは農協を通さず直販しています。１つの苗に２個だけ、完熟してから収穫します。私が味見したところ、実に品のよい甘さで、おいしくいただきました。
今年8月、波田町の水沢さんに会いに伺いましたところ、水沢さん自身も上品な甘さを求めて作っているとのことでした。