藤代だより
2013年5月号
初夏の陽射し
5月も中旬を迎えとうだち野菜や竹の子などの春野菜も終盤になりました。3月、4月の寒暖、日照などで産地リレーがうまくいかずご迷惑おかけしまして申し訳ありませんでした。仕入部酒井です。
畑も新緑を通り過ぎ、もえぎ色の野菜達が充実してきました。
弊社の配送車にもプリントされている「アーティチョーク」の収穫も始まっていますが、陽射しをあびた葉がうっそうとしてきました。
築地市場の仲卸、大祐さんの創業者、大木健二さん(故人)の著書『洋菜ものがたり』によると、「アーティチョーク」はイタリアでは消費量が上から3番目。日本なら玉ねぎ、トマト、大根に相当する大衆野菜。
先日も私がお客様の所にお持ちしようと透明のビニール袋にいれた、「アーティチョーク」を手に持ち歩いていたところ年輩の女性に呼び止められ、「それどうしたの?久しぶりに見たわ。若い頃フランスに住んでいてよく食べていたの。」と、うれしいお言葉。横須賀で作ってもらっている旨を伝えると、驚いていました。煮ても焼いても蒸しても揚げてもおいしいので是非この時期にお使いください。そして普及させてください。
横浜市内の農家さん達の畑やハウスも充実してきました。トマト類、なす、胡瓜、かぼちゃ、ズッキーニ、枝豆、とうもろこしなどの初夏から夏にかけて出荷予定の野菜達が葉をしっかりと広げてきています。
各農家さんの知識と経験で必ずおいしいものが届くと思います。畑のご案内もできますので是非どうぞ。