藤代だより

2006年12月号

会社の来た道

■会社の来た道
過日、社員の小学校6年生の娘さんが会社に来て、写真の案件をボードに書いて帰って行きました。今年ももう少しですから社員の皆さんがんばってください。フレーフレーと書いてあります。うれしい事ですね。

会社を始めて40年近く経ちました。
常に心がけてきたことは、十分な事が出来ているとは思っておりませんが心配りでしょうか。そして社員が会社で一番大切だと思い続けてきたことです。
景気が良いとか悪いとかに関係なく、社員の質の高い集団であれば、会社は少しずつですが育つと思います。伊藤忠商事の丹羽会長さんが、人材派遣とかアルバイトの方々では、形は整うが会社は育たない、とおっしゃっています。その通りだと思います。先日、あるホテルさんでのことですが、片付け仕事の会社の通箱に、「自社の社員が伺います。自社の車で伺います」と記されていました。私の会社でも正社員のみ、自社の車のみでの毎日です。
仕事が毎日楽しいです。ありがたいことです。


■西洋なし、コミス
今年も美味しいフランス種の洋梨ドロイアンヌコミスが届きました。日本でただ一人の作り手、見城さんがお作りになりました。
今年のコミスは大型で酸味がほどよく、クリーミーで近年にない出来上がりでした。
畑に5000個ほどしかできず、全日空さんの頒布会で1000個ほどお買い上げになりましたので、量としては不作でした。今年は神田の万惣さんにも出荷することができなかったとのこと。売られていれば1個2,800円くらいになったでしょうか。因みに全日空さんの申し込みは184名とのこと。私も一口申し込みました。

見城さんは黄桃のジャム、あんずのジャム、唐辛子みそなど作って送ってくれます。今年も渋川で美味しいうどんをご馳走になってきました。見城さんは食のウォッチャーとしても興味深い方です。畑も見せてくれますので、ご希望の方はご連絡ください。ご案内できます。


■夏のハーブ、セルフィユ
今年の秋に卸売会社の丸中青果さんに話をいただいて、丸中さんの社員の方と一緒に北海道士幌町に行ってきました。
この地は大型野菜の産地ですが、この地でハーブのセルフィユを専業農家として今年初めて首都圏に出荷を始めた佐野さんを訪ねました。
夏期、本州では作り難いセルフィユですが、北海道の地で15棟のハウスで質の高いセルフィユを作っています。物流の点がこれからの課題になります。

佐野さんが11月12日に横浜においでになりました。
横浜ロイヤルパークホテルのカフェフローラの吉田料理長さんにセルフィユを取り込んだお料理を作っていただきました。お料理のあしらいだけでなく、オマールのソースがセルフィユのピューレだったり、セルフィユを挟んでリーフパイのような作りものなど、力の入ったフルコースでした。吉田さんは、日頃持ち込ませていただいた素材で、色々なピクルスやルバーブのジャムなどを作って届けてくださいます。
御礼申し上げます。

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