藤代だより

2005年6月号

幻の果実ポポについて

かつて私が野菜の仕事を始めた30年程前には、宮崎の山間から大田の卸市場に入荷していました。その地を探していましたが廃村になっていました。

そんな折、ポポの引合いがありました。かなり前になりますが、有楽町のフランス料理店アプシウスの高橋徳男さんからソルベにするのでポポを探してほしいとの事でした。
香りがよろしいので、美味しいソルベが出来るはずです。
実はかつて高山の朝市陣屋前でかなりの距離から香ってきたポポにめぐり合っていました。

高山在住の松山さんが作っていました。何回か送ってもらってアプシウスさんにお届けしました。
そして日本の産地を探しに歩き新潟新井、そして山形月山の麓の西川町でも見つけました。

今年も送っていもらいたく飛騨の松山さんに先日電話しましたところ今ポポの花が綺麗いだとの事、赤紫の花だそうで、9月中旬に実が黄色く色付きます。
この方は美味しいリンゴも作っています。

追伸
お世話になっている横浜の九つ井さんから高山の朝市で買ったインゲン豆が美味しく、手に入りますかとのご相談、松山さんに連絡しましたら高山ではササゲと言うそうで今年は遅れて今作付けしたとの事、ササゲと縞インゲンを取り寄せられる予定です。

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