藤代だより
2005年1月号
日の丸みかん-2
去年12月の中旬、愛媛の日の丸ブランドの産地に行ってきました。日の丸みかんは品質、価格とも日本のみかんの頂点です。
石垣の南面の地で、日の光、宇和海の照り返し、石垣の反射温と光が美味しいみかんを作っています。また、傾斜地でみかんしか作れない地ですが、みかんを作って日本一になろう、という意気込みが日本一のみかんを作ってきたのだと思います。
つくり手のリーダー、西谷吉久さんは、市場にも感謝し、つくり手の仲間にも感謝して畑を守ってきた人です。この人と会うと、心が休まります。こんな人のみかんが食べられるのは幸せなことだと思います。
出荷にはセンサーが糖度、酸度を分析しますが、更に食味、食べ易さがセンサーに求められるそうです。
かつて日本のみかんは、オレンジ、グレープフルーツの自由化により、大きく衰退しましたが、今またかつての量にはとどきませんが、美味しいみかんが各地で作られています。
和歌山の味一アルファ、長崎の出島の華、三ケ日のみかんエースがあげられます。