藤代だより

2023年12月号

11月 下中玉ねぎ(東大玉ねぎ)植え付け

暑い暑い夏のダメージが各産地で残っています。
この夏は価格、品質などご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。

今回は、
昨年から販売させていただいております、「下中玉ねぎ」の植え付け会に藤代商店社員10名で参加しました。
南に相模湾、東は開かれ朝日をしっかりと浴び、西は箱根の山々が西日を遮る、そんな斜面を開墾し代々栽培されている歴史のあるブランド産地なのですが、高齢化・後継者不足・過疎化等の影響により、耕作放棄などの荒れ地が目立ちはじめています。
ここで代々農業を営む秋澤さんと、以前から地質研究に来ていた東京大学の学生さん達、地域の福祉関係の方達、その人達を繋げたアグリアンというグループの皆さんが先頭に立ち、この素晴らしい地を再度手を加え、美味しい「下中玉ねぎ」を栽培しあらためて広めよう、という取り組みをされています。
当社もその志に賛同し、植え付け体験、収穫体験を経て、販売に繋げております。
参加してわかることですが、玉ねぎの栽培・収穫はとにかく”しんどい”です。
手作業でやるには人手が必要で、人手があっても細い苗を一本ずつ植え、大きく育った重みのある玉ねぎは一カゴ30kgほど。
すぐに弱音が出ます、弱音だらけです…
全国の玉ねぎ生産者さんには尊敬の念しかありません。
藤代商店の社員も黙々と植えつけ(多少は戦力になったと思います)、来春に大きく育っているであろう「下中玉ねぎ」を楽しみにしています。
斜面の高台の畑からは相模湾が見渡せます。
海のミネラル分と燦燦と浴びる日差しで絶対に美味しくなるはずです。
そしてこの素晴らしい下中地区の里山が再度活気のある地区になることを応援していきます。

適度な水分と、旨味がしっかりとある「下中玉ねぎ」、2024年5月頃から販売予定です。
お楽しみに!

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