藤代だより

2016年9月号

第53回よこはま青果塾に参加して

前回参加させていただきましたが、今回も9月4日に開催された「よこはま青果塾」を受講させていただきました。
今回の主テーマは 株式会社サカタのタネの大塚さんによる「世界のメロン」についてです。
日本では高級なフルーツと言われるメロンですが、諸外国では1個¥300くらいのお手頃価格で販売されており、庶民派フルーツだと教えていただきました。
気候の暑い国々では水分補給の一環としてメロンを食しているそうです。
色、形、ネットの模様も様々でこれがメロンなのか!?と思うような・・・南瓜にしか見えないようなメロンもありました。
店頭でも大きな箱にゴロゴロっと無造作に置かれている国が多く、ブラジルではメロンの栽培自体が放任栽培だそうです。
日本のメロン栽培とは似ても似つきませんね…
メロンの世界シェアについてもトルコ国民は1人あたり年間消費量が22kg!なんと日本は1kg以下・・・
この差の大きさに関しましては私自身も驚きました。
サカタのタネではこういったいくつかの青果物をピックアップしてグローバルサカタとして情報共有をしていき 国内販売促進や新種交配のタネなどを作りながら 私どもの様な大規模な青果業者や農家に対してだけではなく一般の消費者が家庭菜園では難しいとされている青果物の栽培を手軽にできるような種子の研究開発にも力を入れているそうです。
その代表的な商品が「ころたん」という家庭菜園用に開発された小ぶりなメロンです!すごいですよね・・・メロンも家庭で栽培できるんです。
私自身「ころたん」の存在を初めて知り、試食もさせていただきました!感動です。私も来年ひそかに「ころたん」栽培にチャレンジしてみようかと今から興奮しております。
そして国内生産での青果物のシェアを上げていき、より多くの人々に良さを知ってもらいたいという思いは私達のような納め業者と共通する部分がとても多く存在していることも感じとれ勉強になりました。
こういった向上心や勤勉さは何年経てども忘れるべからずと改めて感じております。
個人ではなかなか聞くことのできない講義に参加させていただいたこと、世界の流通網やシェアについて学べたことを幸いに思います。
 また、三和農林の「そらまめ豆苗」についてのお話も聞かせていただきました。社をあげて開発、生産、販売に積極的に取り組む姿が想像でき 弊社でも取り扱いのある「そらまめ豆苗」をもっと皆様に知っていただき広くご紹介できたらいいなと思っております。
「そらまめ豆苗」はサラダや炒めもの、おひたしなど和洋中どのジャンルのお料理にも対応可能な万能野菜だと思います。
ポリフェノールを多く含み、栄養価の高い野菜です。こちらもマリネ風にしていただき試食させていただきましたがとてもみずみずしく美味しかったです。
主催者および協賛していただいている方々、スタッフの皆様には毎回感謝しております。
今回は特に日頃はお目にかかることのない弊社のお取引先の代表者様にも直接ごあいさつができ、貴重な出会いの場になりました。
「よこはま青果塾」は弊社にとっても新たな出会いの場であり貴重な時間になっております。市場内外の青果販売関係者とのさらなる交流を深めるきっかけとなりますので 今後とも長く継続していただきたいと考えております。そのためにはたくさんの苦労も皆様の協力も必要かと思います。
藤代商店もこのような活動に出来る限りの協力姿勢を保ちつつ、このすばらしい活動を絶やさないように何かできることがあれば積極的に参加していきたいと
考えております。
そして「よこはま青果塾」で学んだ知識を生かし、お客様に対して積極的に商品のご提案ができるよう社員の教育にも改めて取り組んでまいります。
若手社員も続々と入社しておりまだまだサービスも知識も行き届かないことが多数ございますが、今後も若手育成を中心とし社員一同日々向上心を持ち皆様のお役にたてるよう努力してまいります。今後ともよろしくお願い致します。
最後になりますが、「よこはま青果塾」の主催者、各関係者様に深く御礼申し上げます。

~ 業務部 服部 ~

pagetop▲