藤代だより

2013年2月号

社内イチゴ品評会

乾燥しきっていた畑も、時折降る雨により多少潤い、陽もすこし春めいてきて、野菜達の成長も促されてきたようで、野菜相場は落ち着いてきました。仕入部酒井です。
2月中旬の今頃は、毎年市場の動きは落ち着くのですが、果実売り場に行くと、各産地から色とりどりの箱に入ったイチゴがたっぷりと届いています。先日も皆様に案内できるようにと(?)イチゴ数品種を藤代商店内で食べ比べしました。栃木の「スカイベリー」、福岡の「あまおう」、長崎の「さちのか」、熊本の「ひのしずく」、静岡の「紅ほっぺ」、群馬の「やよいひめ」、徳島の「ももいちご」、山梨から来た「白イチゴ」。食べてみました。
「スカイベリー」は大粒なのに滑らかで味も香りもよろしく、「あまおう」はさっぱりと、「さちのか」は濃厚で、「ひのしずく」はバランス良く、「紅ほっぺ」は素朴でイチゴらしい味で、「やよいひめ」は香り良く、「ももいちご」は甘味がしっかりと、「白イチゴ」はさわやかな味わいでした。
他にもまだまだ産地、品種はたくさんあります。イチゴは一番果といわれる最初にできる物が、大きく甘味も強く、二番、三番となるにつれて、小ぶり傾向で酸味のほうが強くなるとといわれます。現在は各産地、各品種ほぼ二番果になり味のピークは過ぎたとおもいますが、ここからが生産者さん達の腕のみせどころ。
全国各地にいらっしゃる名うての生産者さん達が、知識、経験、努力を駆使してレベルの高いイチゴを出荷してくださいます。質の落ちてくるこれからの時期は品種だけではなく、人でおおきくかわってくるとおもいます。また料理や飲み物、好みによっても使い分けていただくとよろしいかなと思います。
2月、3月と入荷は続きます。

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